みなさん、家の設計図面やパースに家具の配置て入っていますか?
家具が描かれている設計図面なら良い図面だと思います。
なぜならダイニングテーブルやソファ、テレビボードが図面に入っている事で、どこでご飯を食べて、どこでくつろいで、どこでテレビを見るというライフスタイルを設計士さんが考えてくれているからです。
ただ単に間取りだけの図面では実際に住み始めて家具を置こうと思った時に、家具のサイズ感や置き場所に不都合が出たりします。
そうならない為にも設計段階で家具のサイズや置き場所を考えて図面に盛り込んでもらう事をオススメします。
家具とライフスタイル。
そもそも新しい家にはどんな家具を置きますか?
それは人それぞれのライフスタイルによって違うと思います。
- リビングでは家族5人で大きなソファでオットマンも置いてくつろぎたい人。
- いやいや、リビングを自由に使いたいから移動が出来る1人がけのチェアを2つ3つ置きたい人。
- ダイニングテーブルからもソファからもテレビがきちんと見えるようにしたい人。
- ご飯中はあまりテレビを見ないからダイニングテーブルよりもソファからテレビがしっかり見えるようにしたい人。
こんな風にライフスタイルによって家具の配置も変わってきます。
自分が新しい家でどんな生活をするのか想像して家具の種類や置き場所を考えましょう。
そしてそれを図面に入れ、無理のないプランになっているか確認しましょう。
また、図面だけでなくパースにも家具をいれる事でイメージもつきやすいです。
家具のサイズは合っているか。
もう一つ図面に家具を配置する事で分かる事があります。
部屋と家具のサイズのバランス感です。
家を建ててから大きなソファを入れてみた時に思っていたよりも部屋が狭くなったというような失敗がなくなります。
部屋のスペースに合わせて家具を選ぶ、家具の大きさに合わせて間取りを調整する。
前者は家を建ててからでも大丈夫ですが、後者は家の設計段階で考えてなくてはいけません。
さらに前者の場合は部屋のスペースが狭い為に欲しかったサイズの家具を諦めないといけない可能性があります。
そんな事にならない為にも家具を中心に間取りを決めるのもアリだと思います。
ぜひ、図面に家具を取り入れて無理のないプランになっているか考えてみましょう。
家具を主役に設計する。
最後に新しい家で絶対に置きたい家具がある場合です。
憧れのソファや大人数で食卓を囲める大きなダイニングテーブルを置きたい等々。
その場合は家具を中心に間取りや建材、インテリアを決めてみてはどうでしょうか。
我が家の家具は大阪のTRUCKで購入した物がほとんどです。
TRUCKの人気商品FKソファ、このソファが合うように設計する人もいます。
コーデュロイ生地で使っていくうちにクタクタ感が味になるようなソファですが、それが大理石のピカピカの床の部屋に合うとは思えません。
こういうソファは無垢材のフローリングとかの方が相性が良いです。
部屋と家具のテイストがチグハグなんて嫌ですもんね。
そんな訳で家具を主役にしてプランを作るのもアリだと思います。